ワイヤーの切断は大事故になりますので、始業前には必ず点検してから利用しましょう。
また、月毎にはノギスなどで念入りに点検すると安心です。
■ワイヤー径の測り方
ノギスという道具を用いて次のように測ります。磨耗により、直径の減少が公称径の7%を超えたものはしようできません
○ 正しい測り方
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× 誤った測り方 |
× 誤った測り方 |
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■ワイヤーの廃棄基準
1.最外層ストランド中の素線の総数(フィラー線を除く、以下同じ)に対して、断線数が次の率以上になったもの
@ロープ1よりの間において10%、 ただし、1本のストランドだけに発生している場合は5%
Aロープ5よりの間において20%
2.摩耗により、直径の減少が公称径の7%を超えたもの
3.腐食により次のようになったもの。
@素線の表面にピッチングが発生してあばた状になったもの
A内部の腐食により素線がゆるんだもの
4.形崩れにより次のようになったもの
キンクしたもの |
うねりの幅が公称径dの25倍以内の区間において4/3d以上になったもの |
素線が著しく飛び出したもの |
心綱のはみだしたもの |
1本以上のストランドがゆるんだもの |
かご状になったもの
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綱心がはみだしたもの
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著しく曲がりがあるもの
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ストランドが落ち込んだもの |
局部的な押しつぶしにより扁平化したもの |
■ワイヤーの点検確認
今月の点検色を決めて、点検したワイヤーにはその点検色のガムテープを巻きつけてワイヤーの点検を管理している現場を多く見かけます。
【玉掛け点検シート】 玉掛ワイヤー管理用の粘着テープ付シートです。点検者や玉掛者(業者名・担当者名)を明記でき、安全管理に便利です。色は赤・黄・緑・白の4色、長さは2種類あります。 |
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お問い合わせは |
椛蜩ッ機械 03−3634−3911 |
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