作業半径揚程図の見方       性能表の見方ガイドTOPへ
手順1
 図面または現地調査で、左図のように距離と高さを調べてください。

 @旋回中心から最初の障害までの距離と高さ
 A次の障害があれば、そこまでの距離
 B荷を降ろしたり揚げたりする場所までの距離と高さ
youtei2.jpg (99689 バイト)

 
 (例)
    @最初の障害まで
・・・距離5m、高さ10m
   
A次の障害まで・・・距離5m+7m、高さ18m
   
B吊る場所まで・・・例:距離19m、高さ18m+品物の長さ

 

  

    

手順2
 手順1で調べた数値を作業半径揚程図に左図のようにあてはめます。数値を当てはめて、作業が不可能な場合は、さらに大きい機種を検討してください。
youtei1.jpg (145583 バイト)

 (例)
  以下のような状態にすれば、障害物に当たらずに荷を吊り上げることが出来ます。

   ブーム長さ・・・32.1m
   ブーム角度・・・50度
 

注意
クレーンのブームは荷を吊ると下図のようにたわみます。
作業半径揚程図にはこのたわみが含まれていませんので
注意してください

ギリギリだとたわんで障害物に当たることがありますtawami.jpg (5115 バイト)