クレーンのコスト |
クレーンの購入価格は? |
トン100万とよく言われますがほぼ近いものがあります。ちなみにメーカー発表価格(実売価格ではありません)は以下のとおりです。
(クローラ)
住友SC400(40tクローラ)4090万円、コベルコTK750(70tクローラ)8340万円、住友SC900(90tクローラ)1億100万円、
住友SC2000(200tクローラ)1億9300万、コベルコSL6000J−500(500tクローラ)7億7000万円
(トラッククレーン・オールテレーン)
タダノATF-160G-5(160tオールテレーン)1億9200万円、コベルコKMG5220(175tオールテレーン)3億5000万円
(ラフター)
タダノGR-160N(16tラフター)2400万円、タダノGR-300N(30tラフター)5200万円、タダノGR-600N(60tラフター)9560万円、
(車輌積載型クレーン)
古河ユニックUR−U376NRS(6段ブーム) 403万円、古河ユニックUR−U374NRS(4段ブーム) 323万円 |
オペレーターの給与は? |
オペレーターの給与は固定給でなく乗車した回数や機種、作業現場などの条件により変化する日給・日給月給型の会社が多く、企業や地方によって稼動状況が違うので、一概に言えないが新聞広告や巷の噂話を総合すると以下が平均的な額と思われる。
5t〜16tクラス 12000〜18000円/日・30万〜40万/月 20t〜30tクラス 14000〜20000円/日・35万〜45万/月
35t〜50tクラス 15000〜22000円/日・35万〜50万/月 100tクラス 18000〜28000円/日・45万〜75万/月 |
燃料代は? |
某社クレーンのデーターです。メーカーや年式により多少の差はありますが おおよそ下表のような数値です。
クレーン名称
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走行時燃費
(1g当り)
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アイドリング作業時燃費
(操作レバー中立)
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ポンプ最高回転作業時燃費
(ウインチ高速・定格負荷巻上げ)
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4.9t吊ラフター |
4.3q(49km/h時) |
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25t吊ラフター |
2.0q(49km/h時) |
2.0リットル/h |
19.1リットル/h |
35t吊ラフター |
1.4q(49km/h時) |
3.2リットル/h |
25.0リットル/h |
45t吊ラフター |
1.7q(30km/h時) |
2.7リットル/h |
30.4リットル/h |
例えば一般的な25t吊ラフターで片道15キロの道のりを走行し、60%程度のポンプ回転で4時間程度の作業を行った場合、(30km
÷2.0g)+(19.1g×60%×4h)=61g程度の消費となり、1リットル¥100とすると61g×¥100=¥6100かかる計算になります。
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タイヤの購入代金は? |
クレーンのタイヤは特殊な(トラック等と比べ需要が少ない)のでとても高いです。 |
合図用無線機の価格は? |
昔は使用料を頂いていたがいつの間にかサービスになってしまった無線機ですが決して安くありません。よく壊される中間ケーブルを交換するだけでも¥7000します。無料で貸して壊された上に無線が使えないなどとクレームが来て踏んだり蹴ったりな現状です。
ちなみに八重洲無線(スタンダード)のFDM350とFDH300Aのセットの場合は以下の通りです。
親機(¥90,000)、子機(¥85,000)、子機ヘッドセット(¥14,800)、子機中間ケーブル(¥7,000)、充電池(¥5,900)、急速充電器(¥39,500)、車内スピーカー(¥4,200)、車内マグネット台付きマイク(¥9600) |
性能検査の費用は? |
2年に1回行わなければならない性能検査ですが、検査手数料は全国統一に定められていますが、自社に検査を行うスペースやウエイトなどの機材のない会社が修理工場に依頼すると運転・玉掛の人件費と機材使用料も必要になります。
検査手数料 5t未満¥15900、5t以上10t未満¥22,100、10t以上20t未満¥30,100、20t以上50t未満¥40,400、50t以上100t未満¥57,400、100t以上200t未満¥74,600、200t以上¥97,800 |